2022年6月3日金曜日

リベンジ五竜岳


昨年あと少しの所で撤退した五竜岳。

今年は豪雪のお陰で中々行けず。

3月の初旬にやっと天候と休みが噛み合って、去年からの宿題を片付けてきました。


右が目指す五竜岳。

山麓は春の陽気だけど、稜線は-10℃以下、歩行もふらつくほどの暴風で体感温度は-20℃以下。

登っている人はほとんどバックカントリー、この2日間で登頂したのは3人だけ。

鹿島槍ヶ岳、相変わらず格好良い!

今回は初のイグルー泊にチャレンジ。

イグルーはテントより暖かく静かで風にも強い。

かまくら(スノーマウント)よりも体力的に楽に作れます。

この日は爆風で山頂アタックに行っている間にご近所のテントが飛ばされて行方不明に・・・

イグルーを内部から見上げるとこんな感じ。

かまくらと違ってイグルーは雪をブロック状に切り出して積み上げて作ります。

スノーソーとスコップがあれば雪は自由に加工できます。

知恵を絞って完成させる過程が面白いです。


イグルスキーさんのyoutubeを参考にさせてもらいました。



夜明けのグラデーション

高い山から見る夜明けや夕暮れは平地と全然違う色で、本当に美しい。


朝焼けの鹿島槍ヶ岳

朱に染まるのは、ほんの一瞬。


五龍岳登頂!


山頂からの剣岳。


山頂直下では45°~60°の雪壁をピッケルを突き刺し、アイゼンの前爪を蹴り込んで足場を作りながら登ります。

登るのはまだ良いけど、急斜面を降りるのは足元見えなくて最高に怖い!


落ちたら数百メートル滑落、人生終了確定なので、絶対ミスできません。

腕も足もプルップルになって、めっちゃ体力消耗します。


今回は技術的にも体力的にもギリギリでしたが、やり遂げた達成感は最高の山行でした!(*^^*)


おまけで

当日同じルートを歩いて隣のテントだった人がyoutuberでした。

この人の映像はめっちゃ綺麗です。テレキャビン降りた後と幕営地手前で自分も少しだけ映ってます。

前編 

後編 

2022年3月22日火曜日

夏の北アルプス

 めっちゃ前の夏の話ですが(苦笑)

夏山シリーズで7,8,9月で北アルプスへ。


コロナのリスクを避けるため、山小屋はパスしてテント担いでの山行です。



奥穂高岳


北アルプスの主峰、奥穂高岳。

3190mは日本で3位の標高です。


スタートは上高地

沢渡駐車場からバスやタクシーで上高地までアプローチします。



上高地名物河童橋。

右が前穂高、左が奥穂高です。

前穂高の山の裏を回って、左の奥穂高山頂を目指します。


長野の森は本当に美しい。

徳沢キャンプ場

とっても雰囲気の良いテント場です。

上高地から3時間ほど平坦な林道を歩きます。

行きは良いけど、帰りはこれがかなりの苦行。


横尾大橋を渡ると本格的に登山スタートです。

涸沢カール

日本最大のテント場。

秋には1000張り超えるテントが並びます。


涸沢カールの朝焼け(モルゲンロート)

7月だとまだ雪渓があります。

涸沢槍がかっこいい!


穂高岳山荘からの鎖場。

真ん中の黄色い人が登っている所がルート。

冬にここを登れる人が理解できない。

鎖場からの穂高岳山荘

昔山の雑誌でこの写真を見て無理過ぎと思ったけど、

行ってみたら意外と平気。


怖い、危ない、無理、自分がやった事ないことは否定しがちだけど、

山以外も含めて、やってみたら案外大したこと無いものです。


奥穂高登頂!

槍ヶ岳へ続く穂高の主稜線。

いつか向こうまで歩いてみたい。

ジャンダルム。

強烈にカッコイイ!

寄り道したかったけど、今回は肩や膝や靴にトラブルだらけだったので自粛。



こんな所なので滑落する人も。

この日もレスキューヘリ出動



剣岳

一般登山道で登る山としては最難関と言われる、北アルプスの剱岳


(一般ルート以外なら、もっと難しいとこ無数にあります)


その険しさ故に明治時代でも未踏峰で、日本地図で最後まで空白地帯でした。


測量のために初登頂した人が山頂で発見したのは、平安時代の錫杖と鉄剣。


明治時代の装備でも困難だった山に遥か昔の修験者は登っていた。


こういうの知るとめちゃ登りたくなる


険しい山でしたが、落ち着いて登ればそれほど危険という訳でもなく、大人のアスレチック。


テンション上がりまくりの最高に楽しい登山でした



スタートは立山黒部アルペンルートの室堂から。

バスを降りると絶景が広がります。

以前はここに登るだけでかなりのチャレンジでしたが、

今回はこの山の向こうが目的地。

さすがに娘は連れてこれません


左右が崖、幅30cmの一本橋。

渡った後は、右に伸びる鎖にそって崖を横切ります

ガスガスで景色が見れ無くて残念ですが、おかげで幽玄な場面も。

剱岳(2999m)登頂!

顔は3000m

下山もテンション上がります!😎


天候悪くてガスガスだったし、登山者目線では山の全容は写せないので、剱岳に興味がある人はyoutubeのドローン動画を見てくださ~い。


剱岳① 

剱岳②

剱岳③



五龍岳と唐松岳へ。

常連さんでも驚くほどの快晴と紅葉と五龍岳♪

五竜岳へは白馬五竜スキー場のゴンドラでアプローチします。

白馬界隈はスキー場が多いので登山者にもとっても助かります。

八方池に映る白馬三山

八方池は観光客だらけで登山者はちと浮く。。。



鹿島槍ヶ岳も!




冬に歩いた道でも雪が無いと全然違う道に感じて新鮮。



白馬三山

2日目は奥に見える唐松岳へ。

ここ後立山連峰は稜線がほんと美しい。

昨冬に撤退した先を知りたかったので無雪期に来てみた。

また冬にリベンジ!

2021年5月16日日曜日

五竜岳へ

二日間、ずっと快晴という最高の条件で3月中旬に北アルプス白馬の五竜岳へ。


五竜岳へはエイブル白馬五竜スキー場からアプローチできるので、かなりの標高を稼げます。

(リフトトップから更に1500mくらい登ります)


リフトを降りると白馬三山がお出迎え。



右側のピークが目指す五竜岳

五竜岳へ続く果てしなく遠い稜線を歩き、2日かけて山頂を目指します。


中遠見山からの景色



五竜スキー場のトップから登る遠見尾根なら1,2時間登るだけでたどり着く小遠見山や中遠見山から絶景見れます。

3月後半以降の天気の良い日なら低山の雪山登れる人なら多分大丈夫。おすすめ!


初日は大遠見山と西遠見山の中間点あたりでテントを張ります。

20kgのザックを担いで雪山を登るはほんと骨が折れます。

秒速20mくらいの暴風吹き荒れる雪山の稜線にテントを張るので、テントの周りには雪のブロックを積んで風除けにします。

疲れた身体にこの作業は堪えます。。。

夏はテント張っても良い場所が決まっているけど、冬山は暗黙のルールでどこに張ってもOK


これだけの絶景の真ん中でテント張れる場所は日本中探してもそうそうありません。


山に行くようになってから絶景慣れし過ぎてしまい、一般的な観光地の絶景では満足できない身体になってしまいました(苦笑)


-5度だとポカポカ。先月の-20℃の極寒八ヶ岳と比べると天国♪

テントの目の前には鹿島槍ヶ岳

カッコいい山ですよね~

真ん中の白い谷間は日本でも数少ない氷河のカクネ里雪渓



夜明けは一面の雲海。

再凍結でテカテカの雪面が美しい。


夜中の暴風が煩すぎて耳栓をして寝たら、アラームが聞こえず3時起きのはずが起きたら4時半・・・

この寝坊が後に大きな影響を。




二日目のルート

右の山に上がってから左上を目指します。

ここだけで2時間近くかかる。


シュカブラ三昧♪

雪面歩くと足跡は凹むものですが、ここでは足跡が凸。

初めて見た時は意味が分からなかった。

柔らかい新雪が積もる→人が踏んだ場所が固まる→踏まれていない雪が風で飛ばされる→足跡だけ残る

快晴の雪山で空を見上げると紺碧の空を見れる事があります。

この写真も無加工ですが本当にこの青。

別の方向を見ると普通の青空なのに。

どういう理屈か分かりませんが不思議。


上部は風で雪が飛ばされるので岩と雪のミックス。

アイゼン歩行に気を遣います。


撤退地点の雪壁とピッケル。

ここからトレース(足跡)が無くなる。

気温が上がって雪が緩んできたのでアイゼンもピッケルも効きにくい。

岩場なら登れるかと挑戦したけどボロボロ崩れて雪より怖い。

ここで落ちたら数百m滑落で確実に天国へ行けます。

帰り道で更に雪が緩む下りのリスクを考えて撤退決定。

2日かけて登ってきて、あとほんの100mくらいで山頂なので、かなり迷いましたが、色々経験できたのでまぁ良しとしましょう。

まぁ朝寝坊した自分が悪いんです・・・(^_^;)

また来年来よう!


おまけ

五竜のトレーニングにと参加したモンベルのクライミング講習会。

25mの壁は登るのはまだ良いけど、降りるのがガクブル

クライミングシューズではなく、登山靴で登る講習会だったので、足場を確保するのが難しく、スリル満点でした。


これで今シーズンは雪山も終了。

次は夏山に向けてトレーニングなんだけど、潜りにも行きたい・・・(^_^;)


堺自然整体院