2018年9月30日日曜日

白馬岳へ

連休は娘と北アルプスでロングトレイル!



この夏は北アルプスに二回行けたので、充分満足していたら、
7月の立山で偶然一緒に歩いた神奈川県のご家族からお誘いが。

栂池→白馬乗鞍岳→白馬大池→小蓮華岳→白馬岳→白馬大雪渓とテントを担いで、
山々を繋いで3日間の縦走に行ってきました。




自分の体力では、かなり無理のある計画だったので、
事前に筋トレしたり、重しを背負って近くの山に登って準備。

上りはゼーゼーヒーヒー、下りは膝ガクガク
ほんと苦行でしたが、また一つ山の楽しみ方を見つけてしまいました(^^)



栂池のスキー場のゴンドラとロープウェイを使って
栂池パノラマウェイ自然園駅(標高1829m)まで上がります。



直前まで雨でしたが、30分ほど待つと予想通りに雨が上がり、青空スタート!



天狗原では紅葉も始まってます。






大人の背丈ほどある岩ゴロゴロ地帯も。

あとちょっとで初日のゴール。


白馬大池

湖畔に白馬大池山荘があります。
1日目はここでテント泊



背中のテントは23kg。
これを担いで3日間歩くのはめっちゃ骨が折れます。



二日目はひたすら雲海の上を絶景トレイル。



歩く道がず~っと見える。



小蓮華岳

長野県で山登りしているつもりが、なんと新潟県最高峰。
帰り道7時間もかかるわけだ。



ほんと絶景です。
1日目の後半~2日目全部ずっと森林限界を越えた稜線を歩けるので、ひたすら絶景。

このコースはほぼ危ない部分が無いので、子供連れの家族も何組か見かけました。



真っ赤な草紅葉



白馬岳山頂(2932m)
登頂!




2日目は白馬頂上宿舎の横のテント場にて宿泊。
1泊1000円



雪渓の手前にはこんな渡渉もあります。



白馬大雪渓

日本最大の雪渓。

この季節は雪が解けて下のような危ない部分が多くなっているので、
雪渓の上を歩けるのは300mくらいでした。

雪の上に転がっている岩は全部上から落ちてきた岩。
雪渓では無音で岩が落ちてくるのでとても危ないそうです。

休憩せずにさっさと渡ってしまいます。



シュルンドと言われる雪渓が解けたトンネル。
この隙間に家一軒余裕で入る巨大さ。
クレバスに落ちたら二度と出てこれません。

この回り方だと猿倉に下山します。
猿倉からは日によっては白馬駅までバスがありますが、
かなり便数が少ないので、人数が多ければタクシーを使うほうが便利です。
猿倉→栂池まで5500円くらいでした。

白馬尻小屋から連絡をしておくと下山時間に合わせて来てくれます。
電話番号は白馬尻小屋に書かれています。

堺自然整体院


2018年9月7日金曜日

西穂高岳へ

今年の目標だった北アルプス穂高連峰、西穂高岳の岩稜。



一般的には日本一の山と言えば富士山ですが、山にハマった人に一番人気があるのは、実は富士山ではなく、北アルプスの穂高岳~槍ヶ岳のエリアなんです。

3000m級の山が連なり、切り立った岩山が素晴らしい景観を作ります。

関西には無いスケールの山歩きを味わえます。


堺自然整体院から西穂高岳へのアクセスは、
名神高速、東海北陸道、飛騨清見ICを経由して新穂高温泉まで5時間くらいかかります。

スタートは新穂高ロープウェイ


新穂高ロープウェイは第1ロープウェイと第2ロープウェイがあります。

登山者は第2ロープウェイのしらかば平駅からの乗車になります。

駐車場も一般の観光客よりも下に止める事になるので、注意が必要です。

第2ロープウェイは日本唯一の2階建て、標高1380mのしらかば平から標高2156mの西穂高口駅まで労せずに上がれます。





山びこポスト
通年集配可能なものとして、日本最高所にあるポストだそうです。



登山口を超えると観光客がいなくなり、静かな山歩きができます。



木々の隙間から目指す西穂高岳。

西穂高口から1時間半ほど登ると西穂山荘。

ここまではほぼ迷うことも無く来れます。

今回はテント泊装備を背負っているのでめっちゃしんどかったです(^_^;)

西穂山荘
北アルプスで唯一の通年営業している山小屋


日帰りの人も泊りの人もみんな足を止めて休憩をしていきます。

西穂ラーメンが名物ですが、高所のせいか麺が生麺っぽかったのが残念。



ここではザックをデポして山頂を目指す人が多いです。

アタックザックあると便利ですね。

今回はここでテント泊をして、早朝から山頂に向かいます。

夜明け前にスタート。



明けゆく空が美しい。
山荘付近からだと山に隠れてご来光は見えません。



あちこちに丸山までは子供でも大丈夫と書かれていますが、その割にはスタート直後はかなり大きな岩が多く、段差に苦労します。




少し登ると丸山から独標の直下までは安全な登山道が続きます。



西穂独標。
ここから岩稜スタート。

独標が11峰、1峰の西穂高岳まで10個のピークを越えて主峰を目指します。



ここの下りが怖い人は進まない方が良いと言われています。

ここから先に行くならボルダリングを1,2回でも経験しておけば安心です。

鎖は少ないですが、ほとんどの場所がホールドがしっかりあるので、3点支持を守って慎重に行動すれば大丈夫なはずです。




見下ろすのは上高地、赤い屋根の帝国ホテル。

宿泊している人は、
「体力があればあの山に登りたい」
山上にいる人は
「財力があればあのホテルに泊まりたい」



写真で見るとめちゃ危険に見えますが、山の岩場歩きに慣れた人で高所恐怖症の人以外なら慎重に歩けばたぶん誰でも行けます。




越えてきたピーク。

雲上の稜線歩きは爽快!



プロのガイド(オレンジのザック)がロープで客二人を繋いで歩いていた。

ガイド料はおそらく一人4~5万円。(*_*)

躓いたり、足を滑らせたりしたら即死の場所も多いですし、岩なので一般的な登山道と違って、「道」はありません。

岩に書かれたマークを目印にしますが、自分でルートや足場を探す能力も必要です。

自信が無い人はガイドを雇うのも一つの方法です。





4峰以降ははガスガス(´・ω・`)

予報よりは良い天気だったので良しとしよう。



2峰と3峰はピークを踏まずに飛騨側を巻きます。

ガスで山頂が見えないこともあって、いきなり主峰に辿り着いてみんなびっくり。



山頂、絶景が見れるはずが、何も見えない~!

次回は天気の良い日に。

冬も来たいけどまだまだ自分のスキルでは怖い(・・;)

四肢を使ってよじ登るのは童心に帰るのか、猿に戻るのか分らないけどとにかく楽しいものです♪

個人的には今回は技術的に難しい部分もほぼ無く、恐怖も感じませんでした。

宝剣岳の方が余程怖かったです。

この様子なら来年は剱岳でもいけるはず!(`・ω・´)

大阪-堺自然整体院