2018年8月13日月曜日

立山へ

夏の山旅

娘と台風一過の北アルプス・立山連峰へ。



昨年6月に残雪の立山の雄山を最短距離をピストンで登りました。
→昨年の立山登山の投稿

前回行けなかったその先の山へ。

今年は雄山の山頂を越えて、テントと山小屋泊で稜線を繋いで歩く縦走にチャレンジ。

限界まで頑張った娘の疲労で予定より1日短縮となりましたが、とても充実した3日間でした(^^)



まずは立山駅の横の常願寺川で石拾い。
願い事を書いた石を一人一つ持って行きます。
家からペンも忘れずに!



立山駅から立山黒部アルペンルートの立山ケーブルカー。
黒部ダムを作った時の名残りです。

この後バスに乗り継いで1時間ほどで室堂へ。



室堂
ここまでは立山黒部アルペンルートに含まれる観光コース。
周りは登山客よりも観光客の方が多いです。



ここに来るだけでもそうそう見れない絶景を見ることができます。

この日は台風の影響で雨模様。
止むのを15時まで待ってスタート。
標高2450m、夏でもめっちゃ涼しいです。
風と寒さで耳が痛いほど。

テントや二人分の荷物が入ったザックは23kg。
週の大半を家に引き籠っている身体には平地歩くだけで苦行・・・

まずはいきなり山下り(笑)
1時間ほど歩いて200m下の雷鳥沢キャンプ場を目指します。




立山玉殿の湧水
眼前の山に降った雨や雪100%のおいしい水。



みくりが池



まるで氷山です。




みくりが池温泉
日本最高所の温泉です。
帰りに一風呂入らせてもらいました。



血の池地獄
火口跡だそうです。
ここだけ赤い不思議。



今でも煙を上げる地獄谷
かなりの硫黄臭で、危険なレベルまで火山性ガスが出ることもあるそうなので、口を覆うタオルとかの準備があれば良さそう。



眼下に見えるのが雷鳥沢キャンプ場
その絶景と快適さで登山では日本でも指折りの人気のテント場。
台風のおかげでガラガラ♪

場所柄水が豊富で水道の蛇口は常時開けっ放し。
一人1泊500円
2泊以上は何泊しても同料金です。




キャンプ場の手前から。
この雄大さは写真では伝えられませ~ん!
山に登るのではなく、この景色を見ながらのんびりしに来ているテント泊の人もちらほら見かけました。



雷鳥沢ヒュッテの露天風呂
これだけの展望を眺めながら温泉に入れる場所はそうそう無いでしょう。
泉質もグレーの泥混じりで温泉!って感じがします。

  


 夜は満点の星
月明かりが強過ぎて天の川は見れなかったけど、
おかげで懐中電灯無しでも全然大丈夫な驚きの明るさ。




2日目は雷鳥沢→室堂→一ノ越→雄山→大汝山→内蔵助山荘とかなり登って歩く、今回一番キツイ日です。



日本でも有数の豪雪地帯なので、夏でもまだまだ雪残ってます。



雄山山頂の雄山神社



今年は山開き後なので山頂参拝もできました。



500円のご祈祷料を払わないと3003mの山頂を踏めないシステム(^_^;)



麓の常願寺川から雄山神社に石を持って上がり納める風習があるので、二人とも石を持って上がり、奉納しました。
娘のお願いはなんともささやかだこと。




絶景が職場



社務所と簡単な売店があって大勢の人が休んでいます。

地元の小学生も遠足で大勢来ていたので、一の越から雄山までは渋滞もありました。
多くの人はここまで。

これ以降の道はかなり人が減ります。



これから歩く立山連峰の稜線。
遠くに見えるのが剱岳。
一般登山道最難関、岩と雪の殿堂と呼ばれる山で、現在の自分の目標。

8月に入っても雪たっぷり残っていて素敵なゼブラ模様。



立山連峰最高峰、大汝山(3015m)
現地で仲良くなった同い年の女の子と一緒に。
この子のお蔭もあって、娘はめっちゃ頑張りました。



遠くに黒部ダムが見えます。
立山黒部アルペンルートでトロリーバスやロープウェイを乗り継ぐと黒部ダムまで行けます。



大汝休憩所
ゆる~い雰囲気のスタッフが切り盛りする良い感じの山小屋です。
食事もできますし、水も補給できます。
トイレがめっちゃキレイ。



日本でも数少ない氷河「内蔵助雪渓
吹き抜ける風は超涼しい。
右上に小さく見える赤い屋根が、この日泊まる内蔵助山荘。
山小屋の大きさを見るとスケール感が分かります。



こんなゴロゴロした岩だらけの場所でも高山植物は可憐に咲き誇ります。



今回は雷鳥見つけれず。
唯一見れたイワヒバリ。
こっち向いて~~~!(´・ω・`)



今晩お世話になる内蔵助山荘。
最近建て直したらしくとってもキレイで快適な山小屋です。
料理も美味しかったし、ぜひまた来たい山小屋でした。

山に登ったらぜひ稜線の小屋かテントに泊まってほしい。
山頂で泊まると夕方と朝のマジックアワーで感動や思い出が何倍にもなります。



山で一番素敵な時間は夜明け前。
水平線が赤みを帯びて、紺色へのグラデーションは息を呑むほど美しい。



やがて空が赤く萌え始めます。




朱と金のご来光。
鹿島槍ヶ岳がカッコイイ!



朝日に染まる山と月



富士山も遠望できます。

3日目は別山を回ってから雷鳥沢に下りてテント泊の予定でしたが、
前日体力の限界まで頑張った娘は完全にガス欠。
高所の影響もあるのかも知れませんが、全然足が進みません。

天候も考慮して大走りを下ってその日のうちに帰路に着く事にしました。



100種類以上の高山植物の宝庫、立山。
いたる所に天然のお花畑が広がります。
特に雷鳥沢~大走りの間はかなりのお花畑でした。



チングルマの綿毛
早くも初秋が少しずつ近づいてます。


今回は立山をぐるりと一周縦走する事は叶いませんでいたが、「山は逃げない」と言います。

もう少し娘の体力がついたら挑戦しようと思います。

道中や宿でで度々一緒になった世界中の山を巡ってきた老夫婦に、「一番好きな山は?」と聞くと「立山」でした。
季節によって、場所によって、変化が大きくてとても楽しいそうです。

私にとっても立山は今までで一番素晴らしい山でした。

大阪-堺自然整体院

2018年8月12日日曜日

串本&古座川

我が家のお気に入りエリア、串本・古座川

海も川も自然も魚も盛りだくさんでとても遊べます。

今年も3連休を取って水遊び三昧に行ってきました。

くじら浜海水浴場

太地町のくじら博物館から徒歩5分ほど南にある海水浴場。



「無料でクジラと泳げる海水浴場」
入江になった海水浴場がフェンスで仕切られていて、その中に小型のクジラがいる生簀があります。

小型のクジラなので大型のイルカと言ってもいいかも(^_^;)

クジラ放流の前後に生簀でジャンプさせたりクジラの説明してくれます。



1日2回11:00と13:00にスタッフがハナゴンドウという小型のクジラを生簀の外に出して泳がせます。



スタッフの人がカヌーから餌を投げてクジラを誘導しますが、この日は人が多過ぎてクジラがビビってしまい、あまり近寄ってくれませんでした・・・(-_-;)



ちょっと他ではできない体験が無料とあって人いっぱいです。

くじら浜海水浴場の持ち物

・浮き輪やライフジャケット
 クジラが泳ぐ場所は深くなっていて、待ち時間もあるので絶対あった方が良いです。

・ウォーターシューズ
 石がゴロゴロあるのであった方が良いです。

・サンシェード
 影がある場所は限られているのであれば持参しましょう。

・シュノーケル
 持っていきましたが、海が濁っているのであまり効果なし。。。

・フィン
 クジラのスピードは人間では太刀打ちできません。
 せめてフィンがあれば移動速度あがるので近づけるチャンスが増えます。

駐車場

浜の向かいに無料の駐車場があります。
満車の時はくじら博物館の駐車場から歩いても行ける距離です。

売店

ドリンクくらいは売っていますが、食べ物は持参しましょう。


ドルフィン・ベェイス




太地町にある日本で最初にドルフィンスイムを始めた施設です。
イルカと触れ合ったり、一緒に泳いだりすることができます。


イルカの背びれを持って一緒に泳げるのはそうそうない体験。



人に慣れたイルカがそばに来てくれて、背びれに掴まらせてくれます。

こちらではかなりの回数イルカと泳げました。
子供も妻も大満足です(^^)



家族全員で泳いでいるのはうちくらいで、ほとんどの家族は子供だけが体験して親は見学していました。

せっかくだからみんなで同じ体験を共有したらいいのにな~



古座川でカヌー




古座川はカヌーに力を入れているエリアです。
古座駅にある古座観光協会でカヌーや必要道具一式をレンタルできます。

しかも、カヌータクシーで上流まで人とカヌーを運んでくれます。
こんな川はそうそうないです。



清流古座川では鮎釣りでも有名な川なので、
釣り師との兼ね合いで季節によってカヌーを漕げるコースが決まっています。

詳しくは古座観光協会HP参照

私のおすすめ
①小川
上流にダムが無いので抜群に水がキレイです。
浅い場所も多いのでカヌーを引いて歩く事もあります。
柿太郎の廻りと言われる上流の場所は人工物が一切無くて良い感じ。

ただし二人乗りはダメだそうです。

②一枚岩
上流にダムがあるので水質はイマイチですが、いくつも瀬があってカヌーを操る楽しみがあります。
昨年はここから河口までテントを積んで2日間のツーリングをしました。

③明神橋より下流
スタート地点の小川との合流部の小川側は魚やエビがたくさんいて、水中を覗きながら流されるととても楽しめます。
ここで遊ぶならエビタモと言われる小さな網が必須!
明神橋より下流は穏やかな流れがほとんどなので初心者の人でも安心です。
一枚岩~明神橋よりも、明神橋から河口の方が小川の水が入るので水質はキレイです。

カヌーや川遊びはやったことが無い人は、川坊主さんのツアーがオススメ!
我が家はこちらで3回お世話になって古座川ファンになりました(^^)

下流は河口が近づくにつれて流れも緩やかになるので、ひたすら漕ぎ続けるのがしんどいです。

串本ダイビングパーク

串本海中公園に隣接する世界最北のテーブルサンゴや熱帯魚がいっぱいの海。

岩場なので海水浴という感じではありませんが、ダイビングができない人でもシュノーケリングで十分楽しめます。

施設利用料
大人1,600円
小人800円
ロッカー・シャワー・更衣室が利用できます。



お魚いっぱい!




透明度もかなりのものです。

サンゴの白化現象。

温暖化等の地球環境の変化で死んでしまったサンゴもたくさん見かけました。
自然で遊んでいるとこういう事も度々考えさせられます。


アオウミウシ



とても自然の生物には見えない配色。
クレイアートにしか見えない。
背中に出し入れ自由のお花みたいなのがあってめっちゃ可愛い♪


大満足な3日間でした。

また来年も行きたいですね~!(^^)

大阪-堺自然整体院