2023年1月25日水曜日

西穂高岳へ

 一般ハイカーが行ける雪山としては、

最難関と言われる北アルプス西穂高岳。

(山岳会等のガチ勢はいくらでも上があります)

冬山の総仕上げとして行ってきました。



朝日に浮かぶ奥穂高岳と前穂高岳

下界は上高地


淡いピンクの乗鞍岳


雪壁の下降。

アイゼンの前爪とピッケルだけが頼りです。

滑ったりルートを1m外すと滑落して人生終了する所も多数あるけど、案外怖さは慣れてしまうものです。


登山道?


登頂!


秋に歩いた奥穂高~槍ヶ岳へと続く稜線。

冬の北アルプスはほんと美しい。



厳冬期、独学、ソロ、テント泊でやり尽くした感があります。

次はどうしよう?


堺自然整体院

2023年1月14日土曜日

串本でスキンダイビング2

今年もスキンダイビング(素潜り)に足繁く和歌山県の串本に通いました。

時には高知や伊豆まで足を伸ばしてみたり。


海の中は水面からは全く分からないので、

今年はあちこちで何kmも泳いで片っ端から潜ってみる。


少し移動すると全く違う世界が広がるし、

同じポイントでも日によって透明度も魚も全く違います。


水深5mまでの浅瀬だと見れる魚は限られるけど、

深く潜れるようになると魚種も増えてほんと楽しいし美しいです。



水深15mの世界。

見上げると素敵なブルーと無数の小魚。

これ以上潜ると防水カメラが壊れる😅


娘とハリセンボン。

宝石のような美しい目。

ハリセンボンは膨らむと防御力MAXになるけど、

泳力が0になってしまうので手を離してあげても逃げれられず、娘に弄ばれ続ける(笑)


串本ではニモにはそこら中で会えます






こんなに魚影が濃いポイントは限られるので見つけるのが一苦労。


高知県の柏島は串本よりも魚影が濃く良い感じ。

ただ、ウエットスーツとフィンを忘れるという失態であまり楽しめず・・・😵

また来年!


タカベの群れ、会えたのは1回だけ。

海の中はほんと一期一会



ツノダシ

南国感たっぷり。


タテジマキンチャクダイ

なんでこんな模様に!?


写真には残ってないけど、数千匹のキビナゴの群れにカンパチやブリが突っ込んでいくような、NHKでしか見れないような世界を見れたりします。


水深10m以上からの浮上は時間がかかるので、

水面まで息が持つのか、か~なりスリリングでリスキーです。

全く他人にはとてもお勧めできませんが、

海中の無重力感と水族館のような絶景はめっちゃ気持ち良いです。


堺自然整体院

槍穂高縦走

北アルプスの槍ヶ岳をスタートして

槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、大キレット、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳と

穂高連峰の3000m峰7座の稜線を繋いで40km以上歩く3日間の山旅へ。



北アルプスの象徴 槍ヶ岳

登りたい山ランキングではトップの常連。

北アルプス中から見れるので、一度登っておくと後々何度も楽しめます。


槍の穂先と言われる山頂。

拡大すると人がアリのようです。

険しそうに見えるけど槍ヶ岳は難易度はそれほど高くなく小学生や70代でも登ってます。

左の小さなピークが小槍。

アルプス一万尺ではこの上でアルペン踊りを踊ったそうな


山頂へはいつも大渋滞。

連休だと2時間待ちの大行列!


常念岳と雲海からのご来光


今日も良く焼けました。

画像加工無しでもこの色。

2日目歩く山々。



今回の目的は槍ヶ岳や各山頂ではなく、「大キレット」と呼ばれるアルプスでも有数の難所。岩稜好きには堪りません。😁

要塞みたいな大キレット前半。てっぺんからここまで激下り。


大キレットの核心部、長谷川ピーク

拡大するとピークの上に3人見えます。

このナイフリッジの上を手前方向に下降します。

さすがにここは慎重に。。。😅



大キレットの終盤。

北穂高岳への飛騨泣きと呼ばれる難所。

どこから登ったんだっけ?😅

てっぺんに見えるのが山小屋では日本一の絶景の北穂高小屋。


2日目に歩いてきた槍ヶ岳から北穂高岳へ続く稜線。

自分が通ってきた道を振り返る時間は感慨深い。☺️


3日目に歩くはずだった北アルプス最難関の奥穂高岳~西穂高岳。

夕方から雨の予報が外れて、朝から暴風雨と濃霧のため撤退下山。。。


今年は連休の天候に恵まれず、

ことごとく予定が雨で中止。

途中まででも行けただけヨシとしよう。


涸沢は既に紅葉黄葉で、秋真っ盛り。


ここからおまけ

この夏に娘と登った山々


西日本最高峰、愛媛県の石鎚山。


石鎚山、南尖峰。

ここはほんと色々楽しめる山。

娘もいたくお気に入り。

大阪にも一つ欲しいw



中央アルプス、宝剣岳南陵へ。



まだ娘には山頂の岩は無理と思ってたけど、余裕でした。

子供はいつも親の予想を少し超えてくれますね。☺️


トレーニングでいつもの六甲山

嫁さんの友達に誘われて初めて登山したのが7年前のここ。

それまで自ら山に登った事は一度も無く、

登山って「あんなしんどい事して何が楽しい?」と思ってた(笑)


まさかこんなにこじらせるとは・・・😆


堺自然整体院

鳥取キャンプ

 GW娘と鳥取でシーカヤック&SUP&キャンプ!


本州では指折りの美しい海、浦富海岸、牧谷キャンプ場

トイレ以外に何の設備も無いけど、夏以外は無料でテント張れます。

のんびり海を見てるだけの時間も良いもんです。


久々のシーカヤック

ガイドの申込み→岩美町立渚交流館

岩だらけの美しい海岸線を岩の隙間を縫うように漕いでいく。



洞門(波で侵食された岩のトンネル)が10箇所くらいあって、

カヤックでくぐり抜けていくのが楽しい😊


6年ぶりのSUP、バランス感覚と体幹が鍛えられます。

こちらも→岩美町立渚交流館

漕ぎ方は覚えてたけど、バランスが・・・

うねりが強かった事もあって何度も落ちる。

一度も落ちない娘。

歳ですね😅



2日連続でこの夕日を見れるという、最高のロケーションでのキャンプでした♪

2022年6月3日金曜日

リベンジ五竜岳


昨年あと少しの所で撤退した五竜岳。

今年は豪雪のお陰で中々行けず。

3月の初旬にやっと天候と休みが噛み合って、去年からの宿題を片付けてきました。


右が目指す五竜岳。

山麓は春の陽気だけど、稜線は-10℃以下、歩行もふらつくほどの暴風で体感温度は-20℃以下。

登っている人はほとんどバックカントリー、この2日間で登頂したのは3人だけ。

鹿島槍ヶ岳、相変わらず格好良い!

今回は初のイグルー泊にチャレンジ。

イグルーはテントより暖かく静かで風にも強い。

かまくら(スノーマウント)よりも体力的に楽に作れます。

この日は爆風で山頂アタックに行っている間にご近所のテントが飛ばされて行方不明に・・・

イグルーを内部から見上げるとこんな感じ。

かまくらと違ってイグルーは雪をブロック状に切り出して積み上げて作ります。

スノーソーとスコップがあれば雪は自由に加工できます。

知恵を絞って完成させる過程が面白いです。


イグルスキーさんのyoutubeを参考にさせてもらいました。



夜明けのグラデーション

高い山から見る夜明けや夕暮れは平地と全然違う色で、本当に美しい。


朝焼けの鹿島槍ヶ岳

朱に染まるのは、ほんの一瞬。


五龍岳登頂!


山頂からの剣岳。


山頂直下では45°~60°の雪壁をピッケルを突き刺し、アイゼンの前爪を蹴り込んで足場を作りながら登ります。

登るのはまだ良いけど、急斜面を降りるのは足元見えなくて最高に怖い!


落ちたら数百メートル滑落、人生終了確定なので、絶対ミスできません。

腕も足もプルップルになって、めっちゃ体力消耗します。


今回は技術的にも体力的にもギリギリでしたが、やり遂げた達成感は最高の山行でした!(*^^*)


おまけで

当日同じルートを歩いて隣のテントだった人がyoutuberでした。

この人の映像はめっちゃ綺麗です。テレキャビン降りた後と幕営地手前で自分も少しだけ映ってます。

前編 

後編 

2022年3月22日火曜日

夏の北アルプス

 めっちゃ前の夏の話ですが(苦笑)

夏山シリーズで7,8,9月で北アルプスへ。


コロナのリスクを避けるため、山小屋はパスしてテント担いでの山行です。



奥穂高岳


北アルプスの主峰、奥穂高岳。

3190mは日本で3位の標高です。


スタートは上高地

沢渡駐車場からバスやタクシーで上高地までアプローチします。



上高地名物河童橋。

右が前穂高、左が奥穂高です。

前穂高の山の裏を回って、左の奥穂高山頂を目指します。


長野の森は本当に美しい。

徳沢キャンプ場

とっても雰囲気の良いテント場です。

上高地から3時間ほど平坦な林道を歩きます。

行きは良いけど、帰りはこれがかなりの苦行。


横尾大橋を渡ると本格的に登山スタートです。

涸沢カール

日本最大のテント場。

秋には1000張り超えるテントが並びます。


涸沢カールの朝焼け(モルゲンロート)

7月だとまだ雪渓があります。

涸沢槍がかっこいい!


穂高岳山荘からの鎖場。

真ん中の黄色い人が登っている所がルート。

冬にここを登れる人が理解できない。

鎖場からの穂高岳山荘

昔山の雑誌でこの写真を見て無理過ぎと思ったけど、

行ってみたら意外と平気。


怖い、危ない、無理、自分がやった事ないことは否定しがちだけど、

山以外も含めて、やってみたら案外大したこと無いものです。


奥穂高登頂!

槍ヶ岳へ続く穂高の主稜線。

いつか向こうまで歩いてみたい。

ジャンダルム。

強烈にカッコイイ!

寄り道したかったけど、今回は肩や膝や靴にトラブルだらけだったので自粛。



こんな所なので滑落する人も。

この日もレスキューヘリ出動



剣岳

一般登山道で登る山としては最難関と言われる、北アルプスの剱岳


(一般ルート以外なら、もっと難しいとこ無数にあります)


その険しさ故に明治時代でも未踏峰で、日本地図で最後まで空白地帯でした。


測量のために初登頂した人が山頂で発見したのは、平安時代の錫杖と鉄剣。


明治時代の装備でも困難だった山に遥か昔の修験者は登っていた。


こういうの知るとめちゃ登りたくなる


険しい山でしたが、落ち着いて登ればそれほど危険という訳でもなく、大人のアスレチック。


テンション上がりまくりの最高に楽しい登山でした



スタートは立山黒部アルペンルートの室堂から。

バスを降りると絶景が広がります。

以前はここに登るだけでかなりのチャレンジでしたが、

今回はこの山の向こうが目的地。

さすがに娘は連れてこれません


左右が崖、幅30cmの一本橋。

渡った後は、右に伸びる鎖にそって崖を横切ります

ガスガスで景色が見れ無くて残念ですが、おかげで幽玄な場面も。

剱岳(2999m)登頂!

顔は3000m

下山もテンション上がります!😎


天候悪くてガスガスだったし、登山者目線では山の全容は写せないので、剱岳に興味がある人はyoutubeのドローン動画を見てくださ~い。


剱岳① 

剱岳②

剱岳③



五龍岳と唐松岳へ。

常連さんでも驚くほどの快晴と紅葉と五龍岳♪

五竜岳へは白馬五竜スキー場のゴンドラでアプローチします。

白馬界隈はスキー場が多いので登山者にもとっても助かります。

八方池に映る白馬三山

八方池は観光客だらけで登山者はちと浮く。。。



鹿島槍ヶ岳も!




冬に歩いた道でも雪が無いと全然違う道に感じて新鮮。



白馬三山

2日目は奥に見える唐松岳へ。

ここ後立山連峰は稜線がほんと美しい。

昨冬に撤退した先を知りたかったので無雪期に来てみた。

また冬にリベンジ!