2018年2月19日月曜日

御在所岳、雪の本谷へ

秋にも登った御在所岳。
http://otorinet.blogspot.jp/2017/11/blog-post_20.html

大阪近郊の山よりも岩が多くて手を使って岩や壁をよじ登る事が多くて楽しい山です。

雪の時期に前回と同じ「本谷」を登ってみたくて行ってきました。


御在所岳

白い鉄塔の右にある白い谷が今回登った本谷
遠目に見るとほぼ壁・・・(^^;)



駐車場

中道登山口の少し下にある無料駐車場。
冬期は鈴鹿スカイラインが閉鎖されているので、
温泉旅館街からの道で来ます。



温泉街を抜けると1車線の狭くて急な山道。
立ち往生しても逃げ道がないので、
積雪時はノーマルタイヤでは厳しいです。

自身が無い人はロープウェイの駐車場に止めて、
40分ほど歩くという方法もあります。

駐車

駐車場からスカイラインを少し歩きます。
上部に朝焼けに染まる御在所岳。



中道登山口




中道登山道はここから右へ登りますが、
本谷は左の鉄の橋を渡ります。



ボロい橋なので渡るのが不安な人は、
スカイラインをもう少し歩いて、
御在所山の家の脇からも入れます。



この三角屋根が見えたら正解です。



谷に下りて沢歩きスタートです。



鈴鹿山脈は地形的に雪雲がかかりやすく、標高の割に雪たっぷり。
この日は新雪がどっさりあってモフモフの雪。



幸い前日までのトレース(人が歩いた跡)があったので問題なく行けましたが、
トレース無しだとかなり難しいと思うので、
余程慣れている人以外は引き返した方が良いと思います。

不動滝




高さ20mあるので、さすがにここは登れません。
滝の左側から迂回します。
遠いので分かりにくいけど、8mくらいありそうなツララが圧巻。


不動滝の先の分岐
倒木のある方が正解です。



3つに分かれる分岐
秋は真ん中を行きましたが、今回は右にトレースがあるので右へ。



雪もどんどん深くなります。




大黒滝




ジョーズ岩

秋はこの岩の下を潜れましたが、今回は雪で潜れません。


  
山頂が近づくに連れて歩きやすい道になります。



左手に大黒岩が見えてくるので、
ちょっと過ぎたあたりから大黒岩へのショートカットできるルートがありますが、
ちょっと急で登りにくいので慣れない人は止めたほうが良いかも。

大黒岩




大黒岩の先に出ると中々の絶景!



足元数十mの切れ落ちた崖で、
立てる場所は幅1mも無いのでちょっとスリリングです。
ロープウェイの人が手を振ってくれます。

鎌ヶ岳

カッコイイ山ですね~!



一の谷新道に合流して山頂を目指します。



このあたりから一気に霧氷が綺麗になります。



曇り予報だったので、景色よりも登りを楽しめる山にしたのにまさかの晴天♪

手前の木は霧氷だらけなのに、
20m奥にある樹木にはほとんど霧氷無し。
空気中の水分が凍って霧氷ができるのだけど、
風や雪の当たり方でこんなに差が出る不思議。



レストランアゼリア

営業時間 9:30~16:30 (食事は10:30から)

カレーうどんが名物だそうです。

温かい場所で温かい食事ができるのは雪山ではありがたいですね(^^)



人口氷爆

アイスクライミング体験とかしたら流行りそうなのにもったいない。



山頂にはスキー場もあります。




・学校のスキー実習の生徒
・ロープウェイで上がってきた高齢者
・ソリ滑りの家族連れ

いつ来てもカオスな場所です(´ - ω -`)



下山は中道登山道から。

山頂から富士見岩方面へと歩きます。
このあたりは樹氷がとても綺麗。



鈴鹿の山々が見渡せます。

鈴鹿山脈はそれほど標高も無いし、日本海側でも無いのに、結構積雪があります。

雪雲の動きを日々見ていると、
若狭湾→琵琶湖→鈴鹿へと雲の通り道があるようです。
標高の低い部分に雲が流されたり、
水面からの蒸発で湿気の多い空気が流れ込むんでしょうね。

うちからもうちょっと近ければ良いのに。。。(^_^;)




キレット

稜線の一部が落ち込んでいる所をキレットと言います。

御在所岳のキレットは初めて来た時はかなり怖かったですが、
一度ボルダリングを経験してからは
ここくらいなら余裕になりました。
鎖の無い別のルートから登ってみたりすると楽しい♪




地蔵岩

御在所岳名物。
落ちないサイコロ状の岩を見ると誰もが写真撮っちゃいます。



おばれ岩

写真だと伝わりにくいけど、
かなり巨大な2つの岩が傾いて立っています。





本谷はピッケル(つるはし)のピック(歯)やアイゼンの前爪を
雪や氷に打ち込みながらよじ登る場所多数あります。

素人の自分がソロで行っておいて言うのもなんですが(苦笑)
かなり危なくて滑落の危険あるルートなので
12本アイゼンとピッケルを使えるようになってから複数で行ってください。

写真には残せないし、誰も見ていないけど、
今までで一番チャレンジングな山登りでした(^^)
  
大阪-堺自然整体院

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